視聴メモ #3.1


仮面ライダーディケイドとは、何者なのか?
メタな平成仮面ライダーというのは前提としても、それが何を意味するのか知らん?
それに思うところがあったので、ちょっと考察。


通りすがりのほにゃらら

第三話「超絶」までで垣間見せたのは、次の要素でした。

A 仮面ライダークウガ〜キバ)を滅ぼす悪役ライダーとして登場
B でも記憶がないよ
C 他の悪役ライダーも存在するよ
D おっとAに反して仮面ライダーの味方のようだ
E ひょっとして悪役ライダー軍団の裏切り者?

この要素をねぇ、ちょこっといじるわけですよ。
仮面ライダーを「人間」に、
そして悪役ライダーを「怪人」に。


するとね、あら不思議。

A 「人間」を滅ぼす「怪人」として登場
B でも記憶がないよ
C 他の「怪人」も存在するよ
D おっとAに反して「人間」の味方のようだ
E ひょっとして「怪人」軍団の裏切り者?

あっというまに「仮面ライダー」黄金パターンのできあがり。
すげぇ、まったく気がつかなかったよ。


平成仮面ライダーの物語をクウガ用語で俯瞰すると、

クウガ リントはグロンギと同質にあることが予言され、
アギト リントはクウガになり
龍騎 クウガグロンギとなり
555 リントがグロンギとなり
   (略)
電王 リントとクウガグロンギが混沌となり
   (略)

こんな経緯があったため、平成仮面ライダーではもはや人間と怪人と仮面ライダーの区別は失われてたわけですよ。で、それを前提とした上で、さらなるメタな仮面ライダーとして投入されたのが「ディケイド」ってわけですか。しかも今回、りちぎに人間をグロンギへと変貌させてたし。さすが白倉P、ここらへんを理詰めで構築させたら天下一品すぎる。


まぁ、ここまで書いちゃうと「仮面ライダーSPIRITS」に近い導入だよねぇ。
過去のライダーを紹介しつつ、新ライダー覚醒ってさ。同じ10番目だし。


とは言ってみたものの、それこそが仮面ライダーへのリスペクトであり、それをまったく感じさせないでここまで盛り上げてるんだから、匠の業と称えるしかないよなぁ。