視聴メモ #1


いろいろすごい。
平成仮面ライダー10作目の節目における「集大成」というコンセプトを見事に体現した第一話。
すでに全フォームがデザインおよび商品として確立されているなら、最初に惜しみなく披露するのが掴みとして(ついでに予算的にも)正解と言うことだろう。ディケイド本体のデザインが割と地味なのは、主役デザインでありながら二段変身前の素体という要求を満たすためということでOK?

今後注目していきたいのは、今作が「お祭り大集合」「叙事詩的総括」「その他」のどこに舵取りをしていくのかという点。
まぁ、おそらくは「お祭り大集合」だとは思うけど、なにかのきっかけで「叙事詩的総括」に化ける可能性があるので、それを楽しみにしたい。

「お祭り大集合」とした場合の成否は、ガンバライドと連携しつつ再利用した過去9作品の宣伝(未視聴者向)と再訴求(既視聴者向)であり、マニアも驚く統一世界観の確立ではないはずだ。クウガ世界のキャラ設定が原作と異なっているが、逆にそれが原作「仮面ライダークウガ」に対する訴求へとすでに転化されているあたりは見事。
 夏の恒例、劇場版が「お祭り大集合」ならものすごいことになりそうだ。

(さとうやすえの立ち位置は、納得のキャスティング←ネクサスファンの主観)
↑大嘘つきました。大反省。

もし「叙事詩的総括」になった場合に提示されるのは、「平成仮面ライダーとはなんだったのか?」というテーゼだろう。毎年繰り返された「平成仮面ライダー」という現象に意味づけがされるのかどうか。もしそれが述べられるなら、是非ともその答えを見てみたい。多分ないとは思うが、プロデューサーとメイン脚本家の名前を見る限り、もしかするとやってのけてしまう可能性があるから恐ろしい。個人的にはgdgdになってもいいから是非挑戦して欲しい。そしたら全力で補完する所存。
ただし、それに成功しちゃうと次の11作目のハードルが飛躍的に向上するトラップあり。

要約:満足しました。今後も期待します。