Translate -序-
もう2週間が経ってしまいましたが、「仮面ライダー響鬼」が完結しました。
様々な意見がネット上で飛び交っているようですが、プロデューサー変更という緊急措置を必要とするアクシデントに見舞われながらも、ひとつの作品として〈筋〉を通した幕引きだったように感じます。
「最終之巻 明日なる夢」で示された「仮面ライダー響鬼」のテーマは、「明日夢と響鬼の絆(関係)」でした。それでは、そのテーマをもとに物語をトレースすると、いったい何が浮かび上がるのでしょうか?
Translateは、斜角の視線から「仮面ライダー響鬼」をひとつの物語として解釈してみようという試みです。作中に登場する固有名詞を〈少年〉、〈鬼〉などのキーワードに置き換えることで、根底に流れていたモノが見えてくるかもしれませんよ。